退職を促された場合の対処法
弁護士コラム
会社の上司から退職を促された場合に気を付けたいことを説明していきます。
まず、退職勧奨には強制力はありませんので応じる義務はありません。
労働者には応じるか否かの自由があり、退職勧奨に応じる義務はありませんし、労働者が応じなければ退職にはなりません。
そのことしっかりと認識してください。
退職の話をもちかけられた場合、まずは「解雇」か「退職勧奨」を確認しましょう。
次に、退職条件の確認や、退職勧告の事実を証明するために書面で行ってもらうなど、準備を進めましょう。
退職届を出すよう言われていても退職届を出したり、退職合意書のサインをしてはいけません。
紙を出したら監禁されたり脅されたりなどの事情があり、かつ、そのことを立証できない限り、自ら意思で会社を辞めたことになってしまいます。
また、度重なる退職勧奨は、損害賠償の対象となる可能性があります。
